「メレリオの宝石を買うことは、フランスとイタリアの歴史の一部を買うようなものです。」そう語るのは、14代目の当主である、ロール＝イザベル・メレリオ。
フランスはメレリオ家の養育の地であり、実は彼らのルーツはイタリアにあります。ロール＝イザベル・メレリオは2016年からメゾンのアーティスティック・ディレクターを務め、メレリオ家のルーツである、イタリア、ロンバルディア州の生活、山、湖、花、光、そして海岸に誇らしげに立つ別荘から刺激を受け、彼女のジュエリーデザインの着想源となっています。
ジュエリーブランド、メレリオは、15世代に渡り、仕事の倫理、創造性、ノウハウ、そして誠実さや繊細さといった価値観を受け継いできました。
ロール＝イザベル・メレリオは、デッサンとインテリアデザインの学びを経て、インテリアデザイナーとして働いていました。14代目、ローラン・メレリオと運命的な出会いを果たし、メレリオファミリーに加わりました。2018年にローランが亡くなった後、彼女がメゾン・メレリオの当主として夫の事業を引き継ぎました。
メレリオは、フランス最古のジュエリーブランドでありながら、現在でも100%家族経営を続けています。４世紀の長い歴史を持ち、マリー・アントワネットやジョゼフィーヌ、ウジェニーなどの王室顧客からも愛され、「王妃たちの宝石商」と称されました。
ロール＝イザベル・メレリオは、過去のデザインからもインスピレーションを受け、芸術家、社交界、王女や遊女、強く自由な女性など、数世紀にわたり、メレリオの物語と交錯するヒロインやミューズの要素も取り入れた、自身初のファインジュエリーコレクション、ミューズを創り上げました。また、宝飾職人として、素材や石のサイズの対比に特にこだわり、遊び心と「自分が身につけたい」という気持ちをデザインに反映させています。
このミューズコレクションは、2022年2月にオンラインストア限定のコレクションとして販売を開始。メレリオ取扱店舗では、2023年6月24日より、７店舗で販売を開始します。同時に新作としてリヴィエラもデビューします。
彼女のインピレーションの源となっているのが、自然主義、建築と装飾美術です。また、メレリオの優れた過去の作品も彼女の創作に大きな影響を与えています。
彼女の創り出すジュエリーを身に纏えば、フランスとイタリアの歴史の息吹を感じることでしょう。
「私にとって、メレリオのスタイルは、実に洗練された、控えめながらも優雅さに満ちた、まさにパリのシックさを魅せるものです。」
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